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撫華:というわけで何か喋れって言われてるんだけど…どうする?
海:街紹介でもしときゃいいんじゃねぇの?
李緒:そうですね、本編では街についてはあまり詳しく書かれないかもですし。
親蘭:では順番的にシリティアからだな。
霖音:シリティアは通称学問と農業の街と言われている。ほかの地域に比べて創唱が豊富だから研究とかそれをいかした農業が発展したのがいわれだな。東国の東部に位置し森と山に囲まれた平地だ。あと…
海:だーもうお前の話は難しいっつの!もっとこう…自分達から見たカンジとかさぁー
李緒:(霖音さん難しい事言ってますかね…)
撫華:街の半分は農業地区になってて田舎だけど結構広いんだよね。オレが働いてるのは天文台近くの牧場地区。霖音が通ってるヴァンセル学園は街の一番奥の学術地区にあるんだ。
霖音:幼小中高等部に大学に専門学部とか学生寮などもあるから結構な広さになるな。
李緒:シリティアは田舎なんて言われてますけど周りのクルアやセルリアに比べれば田舎に見えるだけで広さでは王都に次ぐんですよ
海:俺はただの田舎町で頭固いヤツ多いとかくらいしか聞いた事ねぇなー
撫華:海はいろんなところ行った事あるんだよね?シリティアにも来た事ある?
海:2、3度な。まぁ仕事中だしそんなに長居することはなかったけどな。
親蘭:街のシンボルは天文台だったな。
撫華:そうそう。てっぺんには大きなクリスタルがあってキレイなんだよ
李緒:街を魔物から守る聖石ですね。どこの街にもありますけど一番高い位置にあるのはシリティアではないでしょうか。夜は光りますし第2の月とも言われてますね。
海:そういやお前ん家も結構大きかったよな?
霖音:そうか?
李緒:大きいですよ。部屋数が6つ以上もあるなんてそうそうないですよ。
霖音:なんでお前僕の家の部屋数知ってるんだ
李緒:あーちなみに霖音さんの家は街に入ってすぐの住宅地区です。大通りの南が住宅地区、北に買い物とか出来る市場地区。進んでいくと学術地区で市場地区のさらに北が農業地区となってます。
撫華:…
霖音:…
海:…
李緒:…?どうかしました?
撫華:あ、いや…オレ達が説明しなくても李緒が全部言ってくれそうだなぁって
李緒:す、すみません…
撫華:いいよいいよ。んじゃー次は海だね。…海って住んでる街あんの?
海:あるに決まってるっつの!まぁ出身地はちがうがな、今はセルリアに住んでんだよ。
霖音:セルリアは通称水の都だな。湖の真ん中にある水の創唱が豊富な街だな。
海:水が澄んでてキレイなんだぜー。水使いな俺には相性がいいんだ。
親蘭:都とは言われているが人口はシリティアよりも少ないとか聞いたことがあるが。
海:だなーみんな王都に憧れて出てくな。
撫華:なんか昔偉い人が住んでた豪邸があるんだってね。
海:あぁ、それ俺ん家。
撫華:えぇ!!?家に住んでるの!?
海:何、お前の俺のイメージ…まぁ正確には親父の家なんだけどな。偉い人が住んでた~っていうのも大分昔で、その持ち主と縁があった親父が貰い受けたとかそんなだったな。今じゃ廃墟に近い。…俺が住み始めた頃はもっとキレイだったんだけどなー…孤児が増えるに連れてな…窓なんてすぐ割るしだからって直す金なんて…あるにはあるけど追いつかないというか…孤児たち責める訳にもいかねぇし…やっぱ全部親父のせいだな!全て押し付けやがって!全然金振り込んでこねぇし!
親蘭:若いうちから大変だな…
撫華:あれ?海の身の上話になってるけど…
李緒:セルリアは貴族の別荘地として有名なんですよ。建物の多さの割りに人が少ないのはそういう理由もありますね。…これくらいでいいですか?
霖音:シリティアの説明より短いな
李緒:ボク、セルリアにはあまり行った事がなくて…
海:セルリアにはあんまり見るもんないしなぁ
李緒:え、えぇ…(水が怖くて近づけないなんていえませんよね…)
撫華:デュナアリスはどんな?天界の街って人間界と違うのかなー
親蘭:いや、そんなコトはない。海…ややこしいな…こっちの「うみ」や川といったものの常識が違うだけで街自体は変わりはない。
李緒:デュナアリスは光属性の国で土地も豊かですし過ごしやすいですよ。あ、天界には国別に属性があってその特性が国が出るんです。火の国だったら熱いとかそんなですね。だから南が暑い、北が寒いとかはないですね。
親蘭:デュナアリスは他国に比べても小さい国で、王都と2つの街で出来ている。
撫華:二人が住んでるのは王都なんだよね?王宮に住んでるんだっけ。いいなぁー
李緒:この国は少し特殊ですから王宮に住んでるからって豪華な暮らしではないですよ?
霖音:そうなのか?豊かな国というものだから…
李緒:うーん豊かには豊かですけど女王が「運よく王族に生まれただけで何もしてないのに豪華な暮らしはどうか」という考えなので国費をボクらが使うことはないですね。食費も2万ルーですし、生活費はほとんどボクが賞金稼ぎで稼いだものですし。
海:じゃあ給料とかてどうなってんだ?
李緒:ないですね。
親蘭:ないな
海:はぁ!?
李緒:騎士の方には出ますよ。コレもボクの稼いできたお金ですけど…ボクらは給料というより小遣い制みたいなものでしょうか。
撫華:だから庶民派な国って言われてるんだね…
李緒:そうですねぇー慣れてしまってるので庶民派なのかもよくわかりませんが…まぁそんな国でも欲しがる人は多くてですね、戦争とか大変ですよ。軍隊とかありませんし。
撫華:天界って天使とかそういう神聖なイメージあったんだけどちがうんだね…
李緒:一番穏やかなのは魔界かも知れませんね、多種族が協力してる世界ですし。あ、うちと特に仲が悪いのは火の国ですね。あの国は好戦的なので…緑の国ともそんなに仲良くないですね…昔にイザコザあったとかで…
海:軍隊ないのにどうやって戦争するんだ?
親蘭:騎士やら勇士兵だな。
霖音:そんなにいるのか…?
李緒:いえ、数は9:1ほどしかいませんね
海:よくそれで国守れてきたなー…
李緒:戦い方が違うのでコレで充分ですよ。
撫華:戦い方?
李緒:簡単に言ってしまえば戦が始まってすぐに大将首を落とすんです。
撫華:うあー…
霖音:結構な賭けだな…
李緒:そうですねーでも毎回違う大将首さん相手に出来て楽しいですよ♪
海:お前が行ってんの!?
李緒:そうですよーボクか女王ですね。こんな女子供が相手だと多少なりとも油断しますし。一騎打ちにもち込んでしまえばコチラのもんです♪
海:(コイツだけには絶対ケンカふっかけないでおこう…)
撫華:そういえば…
霖音:どうした?
撫華:街の紹介全然出来てなかったね
親蘭:そうだな…
李緒:長くなってしまいましたし、また今度にしませんか。
海:だなー
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